宮城県仙台市の総合病院 独立行政法人労働者健康安全機構 東北労災病院(とうほくろうさいびょういん)

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お知らせ

【2024看護週間】認定看護師さんのミニ講話

皆さまこんにちは、東北労災病院です。
皆さまは『認定看護師』という資格をご存知でしょうか?
認定看護師とはいわば看護実践のプロフェッショナル!
日本看護協会が認定している資格で、5年以上の実務経験と600時間以上の教育を修めたのち、審査に合格することで取得できます。
協会より特定の看護分野において水準の高い看護の実践や指導、コンサルテーションの実施ができると認められた方々なのです。

今回はそんな認定看護師さんより「認知症ケアについて」「口腔ケアについて」
お話しいただきました!
要点を写真下部にまとめてみましたので、ご興味のある方はぜひご覧ください♪

当院では認定看護師を10名、特定看護師・診療看護師(特定の医療行為において医師の指示なく医療を実施できる看護師)を21名有しております。

今後も当院の基本方針である「安心と安全を第一に考える医療を提供」することを意識し
取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。




〈ミニ講話要点ピックアップ〉

「認知症ケアについて」
・物忘れと認知症の忘れ方の違いは「虫食いか否か」
 夕食で例えると「夕食でなにを食べたか忘れる」のが物忘れ、
 「夕食を食べたこと自体」を忘れるのが認知症の忘れ方なのだそうです。
・認知症の人の世界は倍速で動いている
 認知症を発症すると記憶や判断、見当識の力が薄れつつあるために現実の世界を適切に
 把握できなくなります。そのため現実世界のスピードについていけず、周囲が「倍速」で
 動いているように感じるそうです。
 認知症の方へは「短く具体的に」「ゆっくり、はっきり」「繰り返し」伝えるよう心掛けてください。
・認知症は脳の病気
 認知症は自分でもどうしようもできないもので、1番苦しく感じているのは患者さん自身です。
 周囲は「患者さんの自尊心を傷つけない」「責めずに、緩やかに修正」していきましょう。

「口腔ケアについて」
・お口の健康ってとっても大事
 口腔の脆弱性増加→食べることの機能低下→口腔の脆弱性増加…という負の連鎖により
 最終的に心身の機能低下までつながってしまいます(オーラルフレイル)
・口の周りの微弱な衰えを放置していませんか
 柔らかいものばかり食べたり、歯磨きの回数が少なかったりすると、口はどんどん衰えます。
 一説にはオーラルフレイルの方が抱えるリスクは「要介護認定2.4倍」「総死亡リスク2.1倍」
 とも言われています。
・オーラルフレイル予防のために
 ①かかりつけの歯科医を持ちましょう
 ②口のささいな衰えに気を付けましょう
 ②バランスのとれた食事をとりましょう

東北労災病院では今回のミニ講話のように定期的にイベントを開催しております。
ご興味のある方はぜひお越しください✨
 

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