地域包括ケア病棟のご案内
地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟は、平成26年度診療報酬改定により新たに認められ、当院では平成27年4月より「地域包括ケア病棟」を開設しました。 平成31年4月現在、55床体制(4階東病棟)で運用しています。
地域包括ケア病棟とは
入院治療後、病状が安定した患者様に対して、ご自宅及び介護施設への復帰に向けた医療や支援・リハビリを行う病棟です。また、介護施設入所中や在宅療養中の方が、症状が不安定になったりリハビリを要するときなども入棟の対象となります。
医師や看護師、管理栄養士、病棟専従のリハビリスタッフにより在宅復帰に向けて治療・支援を行っていきます。また、病棟担当の医療ソーシャルワーカーが患者様の在宅復帰、退院後のケアについてサポートさせていただきます。
対象となる患者さん
- 急性期治療が終了し、病状が安定・軽快して在宅復帰へ向けた間の入院
- 介護施設入所中や在宅療養中で、症状が不安定になったりリハビリを要する方
- 在宅で療養中に家族(介護者)の休養:レスパイト※の為の一時入院
- その他必要に応じて入院の受入対象になる場合
入院できる期間
入院期間は病状によって調整いたしますが、保険診療上最長60日となっております。ただし、レスパイト入院は原則1~2週間となります。
入院費について
地域包括ケア病棟に入院された場合、入院費の計算方法が一般病床とは異なり「地域包括ケア病棟入院料2」を算定いたします。
この入院料には、リハビリテーション料・投薬料・注射料・処置料・検査料・入院基本料・画像診断料等のほとんどの費用が含まれます。ご不明な点は、医事課入院係までお問い合わせください。
入院する上でのご注意
- 病状の変化により主治医が集中的な治療が必要と判断すれば、 一般病棟へ転棟(変更)する場合があります。
- 入院のご希望には善処いたしますが、対応できる患者さんに限度があるため、 他の入院患者さんの病状等によりご希望に添えない場合がございます。
- 病棟運営の都合により入院予約日の変更をさせていただく場合がございます。
レスパイト(Respite)入院とは
レスパイト(Respite)とは ”一時休止” ”休息”という意味です。
介護者の日々の疲れ、冠婚葬祭や旅行などの事情により、一時的に在宅介護が困難となる場合に期間を設けた入院の受け入れを行い、介護者の負担軽減(息抜き)を目指す仕組みです。
当院の地域包括ケア病棟では、在宅で常時の医療管理および介護が必要な方を対象としたレスパイトに対応しております。対象となる方は、医療管理が必要で、介護保険によるショートステイの利用が困難な方です。
こんなときにご利用ください
回復期リハビリテーション病棟との違い
回復期リハビリテーション病棟は、脳卒中などの脳血管疾患、大腿骨などの骨折、胸部や腹部手術などの急性期治療後に症状が安定した患者様を対象にリハビリテーションを行います。
地域包括ケア病棟は、疾患に関係なく入院できる病棟で、病状に応じて包括的なリハビリテーションを行います。早期在宅復帰を目指す目的は同じです。
地域包括ケア病棟に関するお問い合わせ
医療・介護施設等のみなさまへ
入院申込書をご記入頂き地域医療連携センターまでFAXしてください。
一般のみなさまへ
かかりつけの先生または地域医療連携センターまでお問い合わせください。
東北ろうさい病院 地域医療連携センター
電話 022-275-1467 FAX 0120-772-061
受付時間:午前8時30分~16時30分
お申込みまでの流れ
院内での判定会議(統括医師、看護師、リハビリ担当者、MSW、入院担当事務等で開催)
返答(入院可否、入院予定日など)
お申込から1週間程度で電話及びFAXにて御連絡します。
※土日祝日等により返答が遅れる場合がありますのでご了承ください。