子宮頸がんワクチン接種のご案内
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(子宮頸がん予防接種)について
2023年4月から9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(子宮頸がん予防接種)の定期接種が開始され、公費で受けられるようになりました。東北労災病院小児科では、9価HPVワクチン(シルガード®9)の定期接種ならびにキャッチアップ接種をおこないます。
子宮頸がんと9価HPVワクチン(シルガード®9)について
- 子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染と考えられています
- 9価HPVワクチン(シルガード®9)は、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです
- 9価HPVワクチン(シルガード®9)により日本人の子宮頸がんの80~90%を予防することができます
- 日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんに罹り、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています
- 患者さんは20歳代から増加し、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も、年間に約1,000人います
※ 詳しくは厚生労働省のサイトをご覧ください
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
接種対象者について
- 定期接種 小学校6年生~高校1年生相当の女子
- キャッチアップ接種(本来の定期接種の対象年齢を超えて公費の助成により接種を行うもの)
誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日で、接種が完了していない女性
公費負担でキャッチアップ接種ができるのは2025年3月31日までです。標準的な接種間隔の場合、接種完了まで6か月かかるため、2024年9月末までに1回目の接種を開始することで3回の接種を公費で完了することができます。
予防接種のスケジュールについて
9価ワクチンで接種を開始する方は、決められた間隔で合計3回接種します。
小学校6年生~14歳で接種を開始した場合、2回接種で完了することもできます。
交互接種について
これまでに2価または4価のHPVワクチン(サーバリックス®またはガーダシル®)を1回または2回接種した方は、医師とよく相談した上で残りの接種を9価HPVワクチン(シルガード®9)で完了することが可能です
東北労災病院小児科では9価HPVワクチン(シルガード®9)のみをおこなっています。
予防接種の日時および予約方法について
予防接種の日時
原則として、毎週火曜日の14時~16時に接種を行います。
接種は完全予約制です。
予約方法
母子手帳やワクチン接種を確認できる書類ご用意のうえ、小児科外来へお電話いただくか、もしくは直接小児科外来カウンターにお越しください。
予約受付時間は火曜日を除く、平日の14時~16時です。
お問合せ先:東北労災病院小児科 TEL:022-275-1111(代表)