地域医療連携のご案内
地域医療連携とは
地域の医療機関が自院の施設の実情や地域の医療状況に応じて、機能分担や専門化を進め、診療所と診療所、診療所と病院、病院と病院が相互に連携を図り、お互いの機能を活用することにより、地域の皆様方に適切な医療を一貫して提供していこうというものです。
かかりつけ医とは
かかりつけ医とは、日頃から健康相談ができる、病気になったとき初期の医療を行う、地域の診療所や医院の医師のことです。現在治療中の病気やこれまでにかかった病気、現在服用中の薬などについて、普段から「かかりつけ医」に相談していれば、最適な医療を行ってくれ、普段からの健康管理にも役立ちます。
精密な検査や入院治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関に紹介し、紹介先の医師と相談しながら治療を進めていきます。
メリット
- 地域において一貫した医療を受けられる。
- 今までの治療経過を活かした効率的で効果的な医療が受けられる。
- 検査の重複が避けられるので、身体的・経済的負担が少なくて済む。
※当院を受診される際には、是非かかりつけ医の先生からの紹介状をお持ちになるようお願いします。紹介状をお持ちでない場合は、7,700円(税込)の初診時保険外併用療養費をご負担いただきます。
かかりつけ医との連携
当院は皆さまの生活に密着した良質な医療を行うために、お住まいや職場のお近くに「かかりつけ医」をお持ちいただくことをお勧めしております。
「かかりつけ医」を受診し、診察の結果、専門的な検査・診察や入院が必要と診断された場合は、「東北労災病院で受診」というように、連携診療によって継続的な診療を受けていただきます。当院での受診の際は、かかりつけ医からの「紹介状」をお持ちください。
なお、下記の診療科を初診で受診される方は、紹介状が必要です。
- 整形外科
- 胃腸内科
- 糖尿病代謝内科
- 眼科
- 歯科
- 乳腺外科
- 高血圧内科
急に具合が悪くなったときなどは、まず当院にお電話下さい。(代表:022-275-1111)
また、当院での診療が終了し、地域の医療機関に戻られる場合は、これまでの治療経過を記載した「紹介状」を医師からお渡しします。
紹介状について
紹介状は、患者さんご自身のお申し出があれば医師から交付されます。よりよい治療のためにも、病院を受診する際は紹介状をお受け取りになってからおいでください。
紹介状があると
- 初診時保険外併用療養費がかからず、診療費の負担が少なくなります。
- 検査等の重複が少なくなり、身体的・経済的な負担が軽減されます。
- これまでの診療の経過、および現在の症状について知ることができ、スムーズな診察を受けられます。
初診時保険外併用療養費について
厚生労働省は「初期の診療は医院・診療所で、高度・専門医療は病院で行なう」という医療機関の機能分担推進を掲げています。この方針に基づき、200床以上の病院に対し、初診時に紹介状がない場合は、患者さんに「保険外併用療養費」をご負担いただくことが認められています。 初診時に他の医療機関からの紹介状をお持ちでない場合、当院では7,700円(税込)のご負担をお願いしております。
「かかりつけ医」をお探しします。
地域医療連携室では、当院に通院中もしくはご入院中の患者さんのために、お住まいや、職場の近くの「かかりつけ医」をお探しするご相談をお受けしています。
受付時間 :平日8:30~16:30
当院で一連の診療が終了した場合の流れ
※なお、受診と紹介状の記載は保険診療となります。
東北労災病院 登録医制度について
当院では、紹介のやりとりが密接な医療機関の先生方に「登録医」となっていただいております。仙台市内を中心に、県内、一部県外の医療機関からもご登録いただいております。
※平成27年7月時点で825名。
登録医への紹介をご希望の方は、地域医療連携室にご相談ください。
また、当院のホームページからも「登録医」の検索ができます。