股関節センター・膝関節センター
人工関節手術支援ロボット「ROSA®」でより安全な手術を提供
「ROSA®」により、人工関節の設置角度や設置位置を0.5°、0.5 mmといった細かな精度で微調整することが可能となるため、患者さんへの侵襲が少なく合併症のリスクも軽減し、より安全な手術を提供することができます。
股関節センターの診療内容
一人一人のニーズに向き合い最適な治療方法を提供します。
患者さんの年齢やニーズ、関節変形の程度などによって、最適な治療は異なります。
治療は保存療法、骨切り手術、人工関節手術など様々ありますが、個々の患者さんにとって最も良い治療法を考えて行って参ります。
人工股関節手術においては、最小侵襲手術(MIS:minimally invasive surgery)を行っています。それに加えて、ナビゲーションや手術支援ロボット(ROSA)を併用することで、脱臼などの術後合併症を減らし、術後回復が早くなります。従来、人工股関節手術後は正座やあぐらといった姿勢が禁止されていましたが、当院での手術後にはそのような日常生活の制限はありません。また手術侵襲が少ないことから、必要な患者さんに対しては一回の手術で両側同時に人工股関節手術を行っています。股関節と膝関節の同時手術も可能です。
膝関節センターの診療内容
高度な設備と技術力で患者さんの早期治療・早期社会復帰をサポートします。
治療は、大きく分けて人工関節置換術、膝関節鏡、膝周囲骨切り術の3つがあります。
人工関節置換術は、悪くなった関節部分の骨を取り除き人工関節に置き換える治療法で、関節の痛みの原因をすべて取り除くため、手術後は痛みのない日常生活に戻ることが可能となります。
膝関節鏡は、半月板損傷、靭帯損傷などの治療で使用し、生活の質を向上させることを目指しています。小さな切開口から関節鏡を挿入するため、組織の損傷が少なく、手術後の痛みも軽減されます。回復が早く、日常生活への早期復帰が可能です。
膝周囲骨切り術は、人工関節置換術の前段階として行われることが多く、特に若年層・中年層の方やスポーツ・運動を希望している方に適しています。膝の構造や軟骨の状態に応じてオーダーメードに術前計画を行います。術後のリハビリテーションも含め平均的な入院期間は3週間です。
人工関節置換手術をいち早く導入し培った豊富な実績と技術力
人工関節置換術は、軟骨の摩耗などによって悪くなった関節部分の骨を取り除いて、金属やポリエチレンなどの人工関節に置き換える治療法で、関節の痛みの原因を取り除くため、手術後は痛みのない日常生活に戻ることが可能となります。
バイオクリーン2室を完備した手術室や、骨の保存庫としての機能を持つボーンバンク、仙台市内でも最大級の広さと人員を誇るリハビリテーション室など、高度な設備と技術で早期治療、早期社会復帰をサポートしています。
診療体制
- 股関節センター長
- 下肢関節外科部長 千葉 大介
- 膝関節センター長
- 下肢関節外科第二部長 國井 知典
- 整形外科
- 電話(022)275-1111(代)