耳鼻咽喉科
診療科の特色
耳鼻咽喉科医5名(専門医4名)で、耳鼻咽喉科の全領域を対象とした診療を行っています。特に力を入れているのが耳疾患の治療です。慢性中耳炎に伴った難聴の聴力改善手術や真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術の症例も多く、最近は内視鏡下耳科手術による高精度で低侵襲な手技を用いて良い成績をあげています。重度の難聴に対しては人工内耳手術を積極的に行い、東北地方では最大の症例数となっています。専任の2人の言語聴覚士がろう学校などの施設とも連携して幼小児の聴覚・音声・言語指導を担当しています。乳幼児の難治性中耳炎に対しては小児科と緊密に連携して治療をすすめています。
鼻・副鼻腔疾患においてはオリンパス社の4K内視鏡を用いて、クリアな術野のもと精密で安全な手術が可能です。最近増加傾向である指定難病である好酸球性副鼻腔炎の手術も積極的に行っています。再発を繰り返す難治性の副鼻腔炎症例には外来で分子標的薬を用いた治療も行っています。喉頭疾患として、喉頭癌の早期診断と低侵襲手術(鏡視下レーザー手術)、また音声外科手術(喉頭微細手術、喉頭枠組み手術)を行っています。唾液腺、甲状腺、頸嚢胞といった頸部手術の経験も豊富です。
診療内容
平日は午前9時から診療を開始しており、基本的には予約制となっています。当院の地域連携室を通じた外来予約枠は火・水・木曜日にありますので、予約いただき紹介状をお持ちいただくと診療がスムーズになり、待ち時間は比較的短くなりますので是非ご活用いただきたいです。
ただし当日でも紹介状を持参していただいた場合は、待ち時間はご容赦いただいた上で対応いたします。紹介状をお持ちでない方は、保険外併用療養費の負担が必要となり、紹介状を持参された患者さんが優先のため待ち時間は長くなります。
また医師の勤務体制により紹介状をお持ちでないと受診不可な日もありますので、病院HPの外来休診予定表の確認をお願いいたします。
専門分野
- 難治性中耳炎の治療
- 難聴の精密診断・職業性難聴の認定・聴覚改善手術
- 聴覚補償医療(補聴器・人工内耳など)および聴覚・言語発達支援
- 副鼻腔炎の内視鏡手術
- 頭頚部外科・甲状腺外科
- 音声外科手術(喉頭微細手術、喉頭枠組み手術)
特殊治療
人工内耳治療
診療実績
年間手術件数:372件(2023年)主な手術の年間件数(両側の場合2件とする)
鼓室形成術・鼓膜形成術 | 78件 |
---|---|
人工内耳 | 6件 |
内視鏡下鼻副鼻腔手術 | 67件 |
喉頭微細手術 | 22件 |
扁桃摘出術 | 235件 |
耳下腺腫瘍手術 | 19件 |
主な検査・医療機器
- 精密聴覚機能検査装置(純音・語音聴力検査・耳鳴検査・内耳機能検査・脳幹反応聴力検査・耳音響放射検査)
- 内耳機能検査装置(ティンパノメトリー・耳小骨筋反射)
- 平衡機能検査
- 電子内視鏡・ファイバースコープ(中耳・鼻腔・咽頭、喉頭など)
- 頚部超音波検査
耳鼻咽喉科 医師紹介
[耳鼻咽喉科部長]
渡邊 健一(平成7年卒)
所属学会、学位・認定等 | 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医・指導医、日本気管食道科学会専門医、補聴器相談医、日本喉頭科学会、日本音声言語学会、日本嚥下医学会、耳鼻咽喉科臨床学会、臨床研修指導医 |
---|---|
患者さんへのメッセージ | 分かりやすい丁寧な説明と安全で確実な医療を心がけています。 |
[耳鼻咽喉科部長]
織田 潔(平成13年卒)
専門分野 | 聴覚障害、人工内耳、中耳手術 |
---|---|
所属学会、学位・認定等 | 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医、日本耳科学会認定耳科手術指導医、日本耳鼻咽喉科学会指導医、日本耳鼻咽喉科学会騒音難聴担当医、日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医、補聴器適合判定医、労災補償指導医、臨床研修指導医 |
患者さんへのメッセージ | 安全で丁寧な診療を心がけています。 |
[耳鼻咽喉科医師]
齋藤 雄太郎(平成26年卒)
所属学会、学位・認定等 | 日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会 |
---|---|
患者さんへのメッセージ | 明確な説明と効果的な治療を心がけます。 |
[耳鼻咽喉科医師]
高井 俊輔(平成28年卒)
専門分野 | 耳鼻咽喉、頭頚部外科 |
---|---|
所属学会、学位・認定等 | 日本耳鼻咽喉頭頚部外科学会、日本耳科学会、日本聴覚医学会 |
患者さんへのメッセージ | わかりやすい丁寧な説明と安全で確実な治療を心がけています。 |