宮城県仙台市の総合病院 独立行政法人労働者健康安全機構 東北労災病院(とうほくろうさいびょういん)

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病理診断科

病理診断科の特色

病理診断科は診療科の一部門であり、患者さんには直接お目にかからない唯一の診療科であるにもかかわらず、各科の先生方の日々の診断、治療の活動に欠かすことのできない役割を果たしています。

病理診断は患者さんの病気の最終診断的な意味を持ち、さらに単なる病気の診断のみならず、その進行の速度や身体への影響の強さ、予後を予測することにより、診療各科の診療活動に重要な情報を提供し、貢献しています。

活動内容

診療各科で患者さんの病変部から取り出された組織の小片や細胞を顕微鏡で観察し、正確かつ科学的な診断と治療のための情報を提供することがその主な役割でありますが、さらにその症例の検討会を通じて診断結果や治療結果を検証します。

症例検討会は診療各科でも開催されていますが、それにも出席し、病理学的な立場から診断内容をさらに詳細に解説し、情報を交換して、より客観的、科学的な病理診断となるよう努力しています。

また、不幸にしてなくなられた方の病理解剖を行い、その方の診断名の検証と病気の原因の確定をしています。さらに若い先生方の教育の一助として病理解剖させていただいた症例の検討会を行っています。

診療体制

本院は日本病理学会、日本臨床細胞学会の認定病院を指定されており、それらの認定専門医の資格を有する常勤医師、非常勤医師、および日本臨床細胞学会認定細胞検査士の技師が日々業務に従事しています。

さらに東北大学医学研究科病理学講座および付属病院病理部の協力を受けています。

その他

病理診断科は「患者さんの診断、治療に貢献できる病理診断に日々邁進し、各診療科の先生方の診療活動に助力するとともに、病因、病態の解明に尽力すること」をモットーに日々その活動に従事しています。

平成29年診療実績

組織診断件数 4,912件
術中迅速診断数 180件
細胞診件数 3,118件
病理解剖件数 12件

病理診断科 医師紹介

[病理診断科副部長]
中山 文恵(平成22年卒)

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