宮城県仙台市の総合病院 独立行政法人労働者健康安全機構 東北労災病院(とうほくろうさいびょういん)

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股関節センター

センターの特色

当院の整形外科は、東北地区でいち早く人工股関節手術及び人工膝関節手術を導入した実績があります。なかでも人工関節置換術は、2010年以降、年間手術件数が毎年300件を超えており、東北地区では有数の実施件数を誇っています。

当センターでは、手術支援ロボットやナビゲーションを用いた最小侵襲手術(MIS: Minimally invasive surgery)を行っております。MIS人工股関節とは、従来の手術方法と違い筋肉や腱を切らずに手術を行う方法で、術後の回復が早いといわれています。そのため入院期間も以前より短縮し、10日~2週間程度で退院が可能となっています。また手術侵襲が少ないことから、両側の股関節が悪い患者さんにおいては、両側同日に手術を行うことも可能です。片側だけ手術を行った患者さんと同様のリハビリプログラム・入院期間で退院されます。

人工股関節の問題点として、術後脱臼があります。従来の人工股関節では、1~5%の確率で術後に脱臼するといわれています。術後は脱臼を予防するため、正坐や前屈み、脚組み、あぐら、床での生活などが禁止されていました。一方MIS人工股関節では、筋・腱を温存しますので、脱臼しにくいという利点があります。当センターで行っている手術は、手術支援ロボットやナビゲーションを使用して正確に人工関節を設置し、MISで筋・腱を温存していることから脱臼率が0.2%以下と劇的に低下しました。従来の手術のような術後の禁止動作はありません。

股関節センターは、人工関節を中心とした手術治療を効率よく効果的に提供するため設置されました。バイオクリーンルーム2室を完備した手術室や、骨の保存庫としての機能を持つボーンバンク、仙台市内でも最大級の広さと人員を誇るリハビリテーション室など、高度な設備と技術で早期治療、早期社会復帰をサポートしています。

股関節センター開設・
手術支援ロボットについて

診療内容

専門医による疾患(変形性関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死症、外傷性関節炎等)、患者年齢等に対応した人工関節手術、骨切り手術及び保存治療の専門的かつ適切な医療の提供を行います。

診療体制

センター長
第一関節外科部長 千葉 大介

お問い合わせ先

整形外科
電話(022)275-1111(代)

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