宮城県仙台市の総合病院 独立行政法人労働者健康安全機構 東北労災病院(とうほくろうさいびょういん)

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Da Vinci(ダヴィンチ) Xi サージカルシステムによるロボット支援下手術を開始しました!

大腸癌に特化しています!
毎日大腸癌のロボット
支援下手術が可能です!

東北労災病院では、最新のロボット支援下手術システム「Da Vinci(ダヴィンチ) Xi」を導入し、これまで以上に高度で安全な手術を提供いたします。

当院は東北地域はもとより全国でも最も早い時期に腹腔鏡下手術を開始した施設の一つであり、徳村弘実名誉院長が1991年に胆嚢摘出術、1992年には大腸癌手術を開始し、多くの疾患に対して腹腔鏡手術を実施してきました。

腹腔鏡手術は傷が小さいなど患者様にとって多くの利点がある一方で、操作が非常に難しいという側面もあります。しかし、徳村名誉院長のご指導の下、多くの医師たちが高度で適切な修練を受け、これまでに合格率30%の日本内視鏡外科学会の技術認定医試験に8人の外科医が合格しています。これは当院での腹腔鏡手術の精度と教育の成果と自負しております。

2024年6月、当院はintuitive社の「Da Vinci(ダヴィンチ) Xi サージカルシステム」を導入しました。このシステムは、ロボット支援下手術を行うための最先端の手術用ロボットです。従来の腹腔鏡手術と同様に小さな傷で手術を行うことが可能であり、さらに以下の利点があります。

1. 高解像度の3D視野

高解像度の3D視野を提供することで、手術に必要な解剖を正確かつ詳細に把握することができます。

2. 高精度の多関節ロボットアーム

多関節のロボットアームは人間の手のように動き、手振れもなく、開腹手術のような自然な操作が可能です。

ただし、Da Vinci(ダヴィンチ) Xi サージカルシステムは万能ではありません。なぜならロボット支援下手術はロボットの意思で自動的に手術を行うものではないからです。外科医の意思で外科医の手の操作によって行われる「支援」システムです。システムの能力を最大限に引き出すのは、外科医の技術と経験にかかっているのです。

だからロボット = 最高 はではないところに東北労災病院の強みがあります!

東北労災病院では、東北労災病院ならではの長年にわたって培ってきた難易度の高い腹腔鏡手術の豊富な経験を活かし,Da Vinci(ダヴィンチ) Xi サージカルシステムの能力を最大限に発揮して手術を行うことにより、これまで以上に患者様に多くの利益を提供できると確信しております。安全な導入と確実な実施のため、徐々に適応範囲を拡大し、患者様に最適な治療を提供してまいります。

ご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

内視鏡下手術センター センター長
内視鏡外科 部長
松村直樹

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